「中野さんは男がいないといきいきしますよねえ。」
ある日の稽古動画に対する僕の感想です。すぐさま中野さんにLINEしました。間もなくきた返事は以下の通りです。
「ふふふ
女の子すきなので……」
相変わらずだな、と思いました。
どうも、九州より白米炊けた。ジュン・チャンです。
小柄に寄ってる平均身長、すらっとした体格、そしてロングかボブヘア。
(石榴の花が咲いてる。)作品に登場する「女の子」はそんなビジュアルが多いように思います。似た雰囲気を纏っている気がします。
長いこと観ているファンの皆さん、どう思われますか。僕の偏見ですかね。兎にも角にも、中野さんの趣味丸出しのキャスティングだなあと僕は思っています。少なくとも自分が観てきた範囲のものは。
今回も漏れなくそんな印象を受けました。僕も皆さんに会いたいものです。
先週から『shuku-sai』の稽古動画を観ています。週末は白米炊けた。の企画があり、観れませんでしたが、残業がない日は3時間分の稽古を早送りしつつ観ていました。
実を言うと、もう何年も演劇の稽古というものを観ていません。最後に関わった2016年の『独演会』以来です。
久々に稽古をみているので、なんだか不思議な気持ちで観ています。
今回驚いたのが、稽古がスムーズに進んでいるように見えたことでした。僕は切り取られた動画だけ観ているからかもしれません。
でも、なぜか観れば観るほどに、不思議な安定感を感じるのです。
役者の対応力に多いに支えられているとはいえ、これまで拝見してきた(石榴の花が咲いてる。)とは何か違うような気がしました。
理由の一端は、主宰がちゃんとしていることだと思います。
(※あくまで当社比です。あんまり成長していなかったら、稽古場の皆さんごめんなさい。動画マジックでした。)
もちろん今まで全作品の全稽古を見たわけではありませんが、甘え、馴れ合い、無駄が削られたように感じました。
ある日の稽古で、女性同士のカップルの場面を中心とした時がありました。
2人のパートだけで充分に物語は成立し、芝居としても完成しています。
今回の『shuku-sai』が描こうとしているものは。いや、暴き、晒そうとしているものは。この5年間の、ちっぽけだけど壮大な、ただの人達の人生、なのかもしれません。とても正直に言葉を連ねて、真っ直ぐにぶつかる人達。ある意味で、今までの石榴作品では誤魔化されていた部分が、虚飾なく表現されているようにも感じます。
僕なりに噛み砕くならば、今までお勧めしづらかった友人にも、お薦めできそうな感じです。
引き続き、遠目から見ていきます。
座組の皆さま、タイトなスケジュールですが、しっかり休みながら取り組まれて下さい。
Comments